サイロの過加圧はバルク材の貯蔵において最大のリスクの1つです。よくある原因は、通気システムの不具合にあります。 通気システムに不具合が起こった結果として、作業員の負傷、サイロの損傷、充填や排出の遅延による大きな損害、貴重な材料の損失、環境への不適合などが考えられます。
ドナルドソンの新しいサイロベントユニット(SVU)は、貴重なバルク材を保護し、プロセスのコストを削減する設計です。
バルク搬送を最適化し、過加圧を防止し、安全を保証するには、十分に機能するベントユニットが鍵となります。 ではなぜ、これほど重要なのに放置されがちなのでしょうか? 答えはメンテナンスです。 標準サイロベントの維持には次のことが必要です:
ドナルドソンの新しいサイロベントユニットでは、小型化し、性能を向上させ、作業のあらゆるステップでプロセスを簡素化しています。
ドナルドソンは、サイロのメンテナンスに革命をもたらす新しいPowerCore®サイロベントユニットを販売します。 小さいスペースに多くのフィルターメディアを格納した新しいサイロベントユニットは、従来のユニットよりも54%小さく、貴重なスペースを節約して安全性と効率を高めます。
世界最高のナノファイバー技術、Ultra-Web®を搭載したドナルドソンのPowerCoreフィルターパックにより、サイロベントの新境地が開かれました。 Ultra-Webナノファイバーは現在フィルトレーションに使用されている合成繊維の中で最も細かく、世界最小のアリのサイズの5000分の1の大きさです。
エレクトロスピニング製法による直径0.2ミクロンの極細連続ファイバーで、安定したウェブ状のネットを形成しています。 このウェブによって、驚異的な表面捕集率と優れた粉塵排出を実現しています。 この表面捕集率は低圧力損失を維持し、フィルターの寿命を延ばすことが実証されています。 その結果、Ultra-Webフィルターは従来のフィルターの2倍長持ちします。
現場での何年もの適用試験を経て、PowerCore技術はSVUのサイズと性能を大幅に最適化しました。 空気圧サイロベントの用途は、通常、最大6個のロングバグまたはカートリッジ(24 m²/258 in²)が必要です。 多くのメディアを小さいスペースに収納し、エアフローパスを最適化したPowerCoreSVUは、高い性能を実現し、フィルターパックの数をわずか2個に減らしています。 軽量でコンパクトな設計のため、PowerCoreのフィルター2本の交換は容易かつ安全で、工具も装置も必要ありません。
SVUのステンレス製の容器は、粉塵や幅広い温度や湿度に耐える構造です。 SVUのリバースパルスジェットクリーニングと圧力スイッチは頑丈なプラスチックフードの下に安全に設置され、厳しい気候条件から保護されています。 最後に、SVUは組み立てられており、そのまま設置できる状態で出荷しています。そのため、取付の作業を合理化でき、結果として
コストを削減できます。
SVUは、設置やメンテナンスが簡略化できるだけでなく、フィルトレーション効率が高く、貯蔵するバルク材料の保護にも優れています。 セルフクリーニングシステムは、空気圧によるサイロの充填中だけでなく充填後にも作動し、フィルターパックの最大の機能性を保証し、次の使用までにフィルターが粉塵で目詰まりするのを防止します。 過加圧を防止してダウンタイムを減らし、メンテナンス周期を延ばすには、効果的な粉塵排出が必要です。
ドナルドソンによる世界初の技術で、フィルターエレメントは長期間にわたって清潔に保たれ、高コストの要因となる粉塵の漏れや作業の中断を防ぎます。 さらに、PowerCoreとUltra-Webは、従来のサイロベントシステムと比較して、粉塵排出を最大78%削減し、ますます厳格化される環境関連の法令遵守(コンプライアンス)への責任を果たします。
ドナルドソンのSVUは、シンプルな原理に基づく新世代のサイロベントです: フィルターの削減、優れたクリーニング性、より安全なメンテナンスにより、集塵機の寿命を通して大幅なコスト削減を実現します。