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ドナルドソン、換気システムを寄贈して退役軍人の職業訓練を支援

ミネアポリス(2017年6月19日) - 退役軍人向けの高度な製造トレーニングプログラムを提供する、カリフォルニア州サンディエゴのWorkshops for Warriorsでは、ドナルドソンが寄贈した換気システムを使用し、溶接能力を3倍に高めました。 

ドナルドソンは2014年にTorit® Downflo™集塵機の寄贈および設置の計画を実施し、自社のサプライヤーに、粉塵やヒュームに対して完全なソリューションを実現する機器を提供するよう呼びかけました。 環境の安全性が改善したことにより、Workshops for Warriorsでは溶接ステーションが6台から18台に拡張され、今後の拡張計画では60のブースをサポートする予定です。 2015年、アメリカ溶接協会ではWorkshops for Warriorsがアメリカ最高の溶接学校に選ばれました。

「世界最高の換気システムを所有することはもちろん、その他の寄付も状況を一変させました」と、Workshops for Warriorsの創設者兼CEOであるHernán Luis y Prado氏は話します。 「現在、西海岸のWorkshops for Warriorsに設置されている溶接ブースの数は、米国海軍、米国海兵隊、British Aerospace and Engineering Systems社、General Dynamics社を合わせたブース数よりも多くなっています。これは、ドナルドソンの協力なしでは実現できませんでした。」

Workshop for Warriorsは毎学期、平均50人の負傷軍人または民間業界へ移行する軍人に対して、無料の認定スキルトレーニングを提供しています。学期ごとに500人を超える退役軍人が、プログラムへの参加を希望しています。 溶接と先端機械加工のクラスは1日12時間、週6日実施され、卒業生はわずか4か月で国家資格を取得できます。

「私たちは、将来役に立つ技術について教えています」と話してくれたのは、退役軍人の間で薬物中毒、自殺、ホームレス生活が蔓延していることを懸念し、2008年に職業訓練プログラムを開始した元海軍将校のLuis y Prado氏でした。 「このような資格があれば、民間業界に移行しようとしている退役軍人に自由な収入の道がひらけ、世界中のどこにでも行き、生涯にわたって着実にキャリアを積むことができます。」

ドナルドソンのカリフォルニア州地域セールスディレクターのScott ThomasとテリトリーマネージャーのBob Waltersは、ドナルドソンの顧客であるAmada America社の強い要望により、2014年初めに施設の換気ニーズを評価しました。

「健康的な職場環境ではありませんでした」とThomasは話します。 「発がん物質として知られる6価クロムは、ステンレス鋼の溶接時に生成されます。 また、その他の呼吸域粉塵に関するOSHA規格も存在します。 Workshop for Warriorsが溶接協会に認められるには、ヒューム制御が必要なことは明らかでした。」 

Luis y Prado氏は、この問題がトレーニングの範囲をも狭めていたと語ります。

「空気を吹き飛ばす大きなファンがありましたが、 それだけでした」と話しています。 「教えることができたのは初級レベルの溶接のみで、煙が充満してしまうため、それも頻繁には実施できませんでした。 業界標準の仕事に必要な経験をさせることができなかったのです。」

ThomasとWaltersの推奨に従い、ドナルドソンの経営陣はTorit® Downflo™集塵機を寄贈することを決定しました。この集塵機は最大2倍のフィルター寿命を実現し、清浄な空気を生成する高効率モデルであり、メンテナンス費用を抑える必要のある非営利団体には重要なメリットです。

それから6か月間、陸軍の退役軍人であるWaltersは何度もWorkshops for Warriorsに足を運び、目の前の危険を解決するだけでなく、プログラムとともに成長するシステムの計画を立案しました。 

「最終的な溶接ステーションの数、必要な配管の種類、配管レイアウト、集塵機を配置するための外部の場所などを検討する必要がありました」とWaltersは話します。 「退役軍人の皆さん(脚や腕を失った人も含む)が、機能的な生活を取り戻そうとして取り組んでいることを見るのが、私たちのモチベーションでした。」

しかし、システムにはDownflo集塵機以外のコンポーネントも必要だったため、Waltersは業界の人脈に働きかけました。 ドナルドソンのベンダーが配管と制御盤を提供しました。 Blender Products社はスパークを軽減するSpark Cooler®を、 さらに、New York Blower社が無料でファンを供給しました。 Reliance Steel & Aluminum社は、鋼鉄の提供を快諾してくれました。 Waltersは総額14万ドルを超えるシステムの寄付を得たことになります。

「技術的な問題に関する知識を持つBobを私たちのサポーターとして迎えることができて本当に幸運でした。 彼は他の企業の関わりを促進してくれました」と、Luis y Prado氏は語ります。 「現在、ここで学んでいる退役軍人は、安全性の心配なしにキャリアトレーニングを受けることができます。 ドナルドソン換気システムは信じられないほどの能力があるので、溶接面で必要とされるヒュームの2倍以上を引き込んでいます。 このような高レベルの機器を、私たちが購入することは絶対できなかったでしょう」

Workshops for Warriorsは定員を年間120人から少なくとも4倍ほどの450人に増やすための寄付キャンペーンを実施しており、2019年に予定されている復員軍人援護法の資金調達申請が承認されれば、全米各地にトレーニングセンターを拡大する予定です。 このトレーニングによって、米国の製造業における深刻なスキルギャップに対処できるとLuis y Prado氏は話します。

「私たちは最悪な事態の入り口にいます」とLuis y Prado氏は述べています。 「5年ごとに100万人の熟練者が仕事を辞め、熟練労働力不足によって、先進的製造業では今後10年間で230万人の労働者不足が予測されています‡。 一人ひとりの退役軍人にトレーニングを提供することで、米国の製造業の再構築を開始しています」ドナルドソン、特にThomasとWaltersは、その使命に参加できることを光栄に感じています。

「他の人を助けるために少しでも貢献できることは大きな喜びです」とThomasは言います。 「今回のことで、自国に貢献し、民間で働くために必要なスキルなしで戻ってきた多数の退役軍人の皆さんについて、深く知ることができました。 この状況の是正に少しでも貢献できたことは大変嬉しい経験となりました。」

Workshops for Warriorsの詳細を表示>>

‡ 『The Skills Gap in U.S. Manufacturing: 2015 and Beyond』デロイトによる製造業協会のための調査

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