Starland社のメンテナンスマネージャーは、Torit® PowerCore® TGシリーズの集塵機のコンパクトなサイズ(以前の集塵機に比べて約50%小型)と、静かで優れた性能を高く評価しています。
業界: 鉄筋製造業
問題: 既存の(他社製の)集塵機からレーザー粉塵が漏れて、 ユーティリティールームと作業場が埃まみれになり、騒音も発生、余計なコストがかかっていました。
解決策: デルタP Plus風量コントローラーと可変周波数ドライブ(VFD)を備えたDonaldson Torit®のPowerCore® TGは、クリーンで静かな環境とコスト削減を実現し、すぐに採算が取れることを示しました。
メンテナンスマネージャーのMel Waldner氏は、ミネソタ州ギボンにあるStarland Metals社の製造施設に設置された(ドナルドソン製でない)集塵機の漏れのメンテナンスに、多大な時間とコストがかかっていることを不満に思っていました Starland社は1988年以来、最高品質の金属や部品の製造を誇っていましたが、その品質はレーザーテーブルから出る粉塵をいかに効率的に収集するかにかかっていいます。 レーザーテーブルの光学系の感度は極めて高いため、レーザー切断を行う際は汚染物質を適切に捕集して除去する必要があるものの、
既存の集塵機はまったく役立たずでした。 この既存の縦吊式の古いカートリッジ集塵機のメーカーでは問題を解決できないと判断したMel氏は、Donaldson Torit®に連絡を取り、 集塵機からの漏れによってユーティリティールームが埃っぽくなり、集塵機フィルターから、(外気環境を考慮して)コンプレッサーやチラーのフィルターまで、頻繁に交換しなければならない現状について相談しました。 同社は半年ごとの集塵機フィルターの交換に約4,000ドルを費やしていましたが、それでもMel氏はユーティリティールームを毎日清掃する必要があり、 汚れの程度は毎日予測できないものだったといいます。 漏れっぱなしの集塵機のせいで、還気ダクトの使用を断念し、集塵機からの排気を建物の外に排出せざるを得ませんでした。これは、ミネソタの寒い冬の間、施設内を暖める暖気を無駄に捨ててしまうということです。 集塵機のパルス音に加え還気ダクト横の専用ファンも騒音を立てるため、ユーティリティールームの外で作業するのすら不快なほどでした。
Donaldson Torit®の担当者が徹底調査を行い、Mel氏と協議を重ねた結果、同氏は、Torit® PowerCore® TG集塵機と可変周波数ドライブ(VFD)付きのデルタP Plus制御を発注しました。 PowerCore®TG集塵機は、熱により発生する粉塵に特化した設計となっており、通常のカートリッジ集塵機と比較して、設置面積が最大65%小型化されているのが特徴です。 フルパッケージで組立済みのユニットは、最大10,000 cfmまで対応しています。 デルタP Plusは、圧力損失測定、デジタル表示、アラーム機能付きの圧力損失制御を備えたソリッドステート製品です。 正確で信頼性の高いパルスクリーニングタイマーを搭載しており、ユーザーがクリーニングの開始や停止時間を設定できます。
Mel氏は、2012年3月の導入以来、Donaldson® Torit®製品に非常に満足しています。 作業環境が清潔になり、今では数週間に一度の掃除で済むだけでなく、安定した圧力損失と優れたVFDのおかげで、大幅な省エネも達成しました。 Torit®PowerCore®の効率的なフィルターパックをVFDと併用することで、集塵機ファンのエネルギー消費を抑えつつレーザーからの粉塵を制御できます。 Mel氏が確認したところ、以前使用していた他社製の集塵機の消費電力が18アンペアであるのに対し、Torit® PowerCore® TG/VFDでは10アンペアでした。 他社の集塵機を使用していた2011年3月と、PowerCore®TGを使用していた2012年3月とで電気料金を比較すると、800ドル以上安くなっていたのです。 「この省エネで、(Starland社の) 製造施設の照明費を相殺できます」とMel氏は語りました。 また、高効率の集塵機が適切に稼働するようになったおかげで、冬には還気ダクトを使い、フィルタリングされた暖気を建物に循環させることができます。
同社でDonaldson® Torit®ソリューションに大満足しているのは、Mel氏だけではありません。 かつて集塵機の騒音に悩まされていた作業員は、Torit® PowerCore® TGがあまりに静かで驚いているとのことです。