機器の設計に必要なサイズと形状にぴったり合うエアクリーナーを手に入れたら、次に注目すべきはその性能です。そこで活躍するのがフィルターメディアです。
メディアを決定する際に考慮すべき点は多数存在します。 1段階か2段階か? オンロードかオフロードか? 過酷な条件か、穏やかな条件か? 平均気温 湿度 最適な性能と究極の保護を実現するメディアを選ぶには、こうした細部が重要になります。 ドナルドソンでは、お客様のニーズに合わせてさまざまなメディアをご用意しています。
フィルターで最も重要なのはメディアです。 実際にフィルターの役割を果たす部分だからこそ、フィルトレーションメディアの科学を極めることに重きを置いているのです。 イノベーションで業界をリードするなら、まずはフィルトレーションメディアからスタートします。
技術や排ガス規制の進化に伴い、今日のエンジンは以前にも増して厳しい仕様と細かい許容差で製造されています。 エンジン部品は、より良い燃焼と低排出を実現するために、よりクリーンな空気を必要としています。 私たちはメディアに真摯に向き合い、数々の革新的な技術を提供しています。
Ultra-Webフィルターメディアは、セルロースまたはセルロースと合成ファイバーの基材の片面にファインファイバーを塗布したものです。 ドナルドソンが発明したこの革新的なメディアは、ディーゼルエンジン、タービンエンジン、ハイブリッドエンジン、その他多くの動力エンジンが経験する高温多湿の環境において、耐久性のあるフィルトレーション ソリューションを実現します。 Ultra-Webは、標準セルロースに比べて初期効率が高く、フィルター寿命を通じて非常に高い効率を示し、サブミクロンの粒子(排気煤など)からエンジンを保護する優れた機能を備えています。 また、非常に高いダスト捕集容量を備えているため、フィルターの寿命も長くなります。
Ultra-Web HDは、極微細な粉塵環境での使用を想定して開発されました。 Ultra-Web HDのメディアは、ファインファイバー技術で設計されており、顕微鏡レベルでファイバー間の間隔を一定にすることができます。 このファイバーは非常に細かくて強いため、さらに制限を設けることなく重要なウルトラファインファイバー層に追加することができるのです。 その結果、粉塵の侵入に対抗するために必要なすべてを備えた、超長寿命・超高効率のフィルターメディアを実現しました。
再生メディア
Ultra-Web HDは、外装にウルトラファインファイバー層を設けることで、粉塵がメディア深部に入り込まずに、メディア表面で捕集できるようにします。 この「ダストケーキ」は装置の振動で排出され、エアクリーナーのVacuator™バルブまたは掃気システムを通じて排出されるため、この表面捕集機能はお客様にとってメリットとなります。 その結果、メディア深部で詰まる粉塵の重量が減少し、表面荷重と振動による再生作用で、フィルターの長寿命化を促進することができます。
セルロース系メディア材料は、エアフィルトレーションに広く使用されています。 用途によっては、セルロースだけのソリューションに適したものや、セルロースメディアを基層として使用し、Ultra-Webファインファイバーオプションと組み合わせることができるものもあり、 主に1段階または2段階のエンジンエアフィルターシステムに使用されます。 用途としては、オフロード、オンハイウェイのトラック、バス、地下鉱山などです。
難燃性フィルターメディアは、インテークシステムからのバックファイヤーによる火花や炎で火災の危険がある車両に使用するために特別に処理されたセルロースベースの材料です。