ミネアポリス(2020年3月12日) - フィルトレーション製品やソリューションの世界的トップメーカーであるドナルドソン(NYSE: DCI)は、粉塵が多い環境で使用できる小型で高効率のエンジン用エアクリーナーPowerCore®Edgeを発表しました。 CONEXPO-CON/AGGで発表されたこの新しいフィルトレーション装置は、建設用機械のフード下の狭いスペースに収まるよう特別に設計されており、前世代のエアクリーナーと比べて、メンテナンスが容易に行えます。
ドナルドソンのパワーコア エアクリーナーは、商用車両や建設用機械メーカーの厳しい要求に対して、20年間にわたって継続的に対応しており、フィルトレーション技術や包装の柔軟性を持続的に改善しています。 パワーコアフィルターシリーズで最小となるパワーコアエッジは、前面からメンテナンスを実施できるため、フィルター交換が容易であり、最高で摂氏100度の耐熱性を持つユニークなシールデザインを備えています。狭いエンジン室に縦向きでも横向きでも収納できるため、メーカーの省スペース化ニーズに対応することができます。
ドナルドソンエンジン用エアシステム、ゼネラルマネージャー、Al Hovda
ドナルドソンのパワーコアG3メディアパックによって、従来のプリーツエアフィルターのフィルトレーション機能を65%少ないスペースで提供でき、これによってパワーコアエッジエアクリーナーの小型化が実現しています。 ドナルドソンは、パワーコアフィルターシリーズの特徴でもあり、OEM(相手先商標製品の製造会社)の技術要件への対応を実現した、より小型で強力なメディアテクノロジーをリードしてきました。このイノベーションは、そんなドナルドソンの軌跡に続くものです。
パワーコアエッジは、作業中であってもメンテナンスを容易に行えます。 マルチステージエアクリーナーの場合、最も高濃度な粉塵は内蔵プレクリーナーで除去するため、プライマリーフィルターに到達しません。 建設現場などの過酷な環境下では、プレクリーナーが詰まる可能性があるため、ドナルドソンのパワーコアエッジのプレクリーナーは2つに分離でき、短時間で容易に掃除できる設計となっています。
破片や粉塵の多い環境においては、プレクリーナーから効率良く粉塵や破片を除去できるよう、OEMは、真空スカベンジシステムを追加することもあります。 スカベンジシステムを使用すると、パワーコアエッジは、スカベンジラインを取り付けたままプレクリーナーやプライマリーフィルターのメンテナンスを実施できるため、メンテナンス効率が向上します。 また、パワーコアエッジは、スカベンジを使用しない用途においても優れたプレクリーナー性能を実現します。
ドナルドソンは、米国ネバダ州ラスベガスで開催されたCONEXPO-CON/AGG 2020でパワーコアエッジを発表しました。