エアフィルターの寿命は、目視点検でなく、エアフローの抵抗の測定により判断する必要があります。
新しいドナルドソンのエアフィルターは優れたエンジン保護機能を発揮しますが、長期間使用しているエアフィルターの方が新しいエアフィルターよりも一層優れた効果を発揮します。 フィルター内の紙製メディアは多孔質で、空気がエンジンに向かう途中で通過します。 汚れた空気がフィルターを通過すると、汚染物質がメディアに捕集され、一部の細孔が塞がれてしまいます。
吸入空気中の粉塵がフィルター内に徐々に蓄積されることで、より細かい粉塵が除去されます。 その結果、新たな汚染物質がエンジンに侵入しないよう防止する能力が向上し、汚れの粒子はフィルトレーションプロセスに取り込まれます。 これはバリアフィルトレーションと呼ばれます。
ドナルドソンのエンジニアは、バリアフィルトレーションの原理を活用するために紙製のフィルターメディアを考案しました。 ドナルドソンのエアフィルターは、他のフィルターよりも早くピーク効率に到達するように設計されています。
ドナルドソンのエアフィルター効率は、エンジンメーカーが推奨する最適な制限レベルの最大値に達するまで、使用するほど向上します。
抵抗測定デバイスは、エアクリーナーのメンテナンスデータから推測値を排除し、フィルターの最適性能を安全に利用できるようにします。
過剰メンテナンスの主な原因として保守的なメンテナンス方針が考えられます。こうした場合、メンテナンス時期はエアフローの制限量でなく時間やオドメーターの読み取り値が判断材料にされる傾向にあります。 エアクリーナーの場合、メンテナンスは多ければ多いほど望ましいというわけではありません。
頻繁にメンテナンスを行うと、エアフィルターはピーク効率に達することができなくなります。 さらに、エアフィルターをエアクリーナーハウジングから取り外すたびに、エンジンの破損リスクが高まります。
ダイヤルゲージは、エアフローの制限レベルを継続的にモニタリングし、H2Oをインチ単位で測定した現在のレベルを常に表示します。 サービスインジケーターは、事前に設定されたレベルに達した場合、または段階的な「ステップ」スケールがある場合に赤色に変わる「go/not go」デバイスにすることができます。 どちらの場合でもリセット可能です。
お勧めなのは、車両または機器の一部が他の計画的予防メンテナンスの対象となるときに、ダイヤルゲージまたは水圧計を使用してフィルトレーションシステムの抵抗を測定する方法です。
ターボチャージャー付きエンジンの制限を測定す方法には次の2通りがあります。 1)全負荷のもとで、動力計を付けたトラックを全負荷状態にして測定値を取得します。これは実際の制限につながります。2)ロックステップゲージを使用して、実際の路上ピーク測定値を取得します。
エアフィルターの交換が必要になるタイミングはエアフローの制限レベルが各エンジンメーカーが設定した最大許容レベルに達したときです。