ミネアポリス（2018年12月3日） - フィルトレーションシステムおよび部品の世界的トップメーカーであるドナルドソン（NYSE： DCI）は、業界初の水密性とパルス回復率を定量化するラボ試験を開発し、ガスタービンシステム事業者は補修用エアフィルターを簡単に選択できるようにしました。
従来、ガスタービンのインレットエアフィルターは効率性を基準に選択、評価されてきました。しかし、業界評価が溢れかえっていたことから、選択過程そのものが複雑化していたのです。 ドナルドソンでは、Turbo-Tek™カートリッジフィルターに効率（Er）、水密性（W）、パルス回復率（P）を示す独自の0～5ポイントの評価スケールを採用しています。 この3つの属性は動作条件に適したフィルターの選択に役立ちます。
「フィルターは具体的な運用ニーズに合わせて設計しています。正しいフィルターを使用すれば、低コストで発電量を増大させることができます。」とドナルドソン ガスタービンシステムズのアフターマーケット マネージャー、Michael Roesnerはコメントしています。 「工場の運用や環境が変化した場合、または単に作業に適した補修用フィルターが必要な場合、ドナルドソンのEr|W|P評価を活用して、固有条件に合ったフィルターを特定することができます。」
ドナルドソンのTurbo-Tekシリーズの各フィルターは、Er|W|Pで評価され（例：Er4|W5|P1など）、その評価はテクニカルデータシートで公開され、以下の各号についての相対性能を示します。
- フィルター効率： 吸気エアから捕集された粒子の割合
- 水密性: 有害な溶存汚染物を含む可能性がある水の浸入に対する抵抗
- パルス回復率： ダスト負荷のパルスクリーニング後に、どれくらい速やかにピーク性能に戻るか
- ドナルドソン ガスタービンシステムズ アフターマーケット マネージャー Michael Roesner
「普通、この3つの主要特性は独立しているわけではなく、統合的なアプローチが必要です」とRoesnerは述べています。 「理想的なバランスとは、考えられるダウンタイムコストと投資収益率（ROI）を織り込んだものです。」
イノベーションとテクノロジー主導のソリューションについて長年の実績を持つ業界リーダーのドナルドソンは、顧客からのフィードバックと、あらゆる気候や条件でのガスタービン事業者に対する何十年ものサービス経験に基づいて、Er|W|P評価を開発しました。
